リノベーション後に見落としがちな「清掃基準の再設計」
ホテルのリノベーションは、客室の付加価値向上と客単価アップを実現する有効な施策です。しかし、内装や設備が変われば、清掃の方法や基準も当然変わります。リノベーション前の清掃マニュアルをそのまま使い続けた結果、新しい素材や設備に対応できず、品質トラブルが発生するケースは珍しくありません。
この記事では、リノベーション後のホテルで清掃基準を適切に設定するためのポイントを解説します。
素材と設備の変更に清掃手順を合わせる
リノベーションで変更されることが多い箇所と、清掃基準への影響を整理します。
まず、床材の変更です。カーペットからフローリングやタイルに変更した場合、掃除機だけでなくモップや専用洗剤による清掃が必要になります。素材によっては使用できる洗剤が限られるため、メーカーの推奨する清掃方法を事前に確認し、マニュアルに反映する必要があります。
次に、バスルームの設備変更です。ユニットバスからセパレート型への変更や、レインシャワーの導入、ガラスパーティションの採用など、バスルームの仕様変更は清掃工程に大きく影響します。特にガラス面の水垢除去や、レインシャワーヘッドの石灰化防止は、従来のマニュアルにない作業です。
さらに、照明や空調の変更です。間接照明が増えると、ほこりが溜まりやすいくぼみや溝が増えます。空調設備が新しくなった場合も、フィルター清掃の頻度や方法が変わる可能性があります。
清掃基準を設定する際の手順
手順の一つ目は、リノベーション完了後に清掃業者と合同で現場確認を行うことです。図面や写真だけでは把握できない細部の仕様を、実際の客室で確認します。 |
二つ目は、新しい素材や設備に対応した清掃手順書を作成することです。従来のマニュアルをベースに、変更箇所を明確に追記します。「何が変わったか」が一目でわかる差分リストがあると、現場スタッフへの周知がスムーズです。 |
三つ目は、試験清掃を実施して所要時間を計測することです。新しい仕様に対応した清掃には、従来よりも時間がかかることがあります。1室あたりの清掃時間が変わると、必要な人員数やシフト構成にも影響するため、早い段階で把握しておくことが重要です。 |
清掃業者との連携がカギ
リノベーション後の清掃基準は、ホテル側だけで決めるのではなく、清掃業者と共同で設計するのが理想です。現場で実際に作業するスタッフの意見を取り入れることで、実効性の高い基準を作ることができます。
株式会社ライフスタッフでは、リノベーション後の清掃体制の再構築にも対応しています。新しい素材や設備に合わせた清掃手順の策定から、スタッフへの研修まで一貫してサポートいたします。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |











