繁忙期を乗り切る!満室続きでも「清掃品質」と「スピード」を落とさない現場の工夫

はじめに:満室=現場の戦場化を防ぐために

ゴールデンウィークや年末年始、観光シーズンなどの繁忙期は、ホテル経営にとっては喜ばしい時期ですが、清掃現場にとってはまさに時間との戦いです。 満室稼働に加え、レイトチェックアウトやアーリーチェックインが重なると、清掃時間は極端に短くなります。焦りはミスを生み、ミスはクレームを呼び、クレーム対応でさらに時間がなくなる…。この悪循環に陥らないためには、精神論ではなく、物理的な「仕組み」と「工夫」が必要です。 今回は、品質を維持しながらスピードアップを図るための具体的な現場の工夫をご紹介します。

ホテル清掃|株式会社ライフスタッフ

工夫1:リネン・アメニティの「事前セット」と「動線確保」

清掃スピードを落とす最大の要因は「移動時間」と「物を探す時間」です。繁忙期においては、清掃当日の朝にリネンを数えたり、アメニティをワゴンに詰め込んだりしている時間はありません。 前日の夕方や、比較的稼働が落ち着いている時間帯に、翌日分のリネンセット(シーツ、ピロー、タオル類)を各フロアや部屋の前に配置しておく「事前セット」を徹底しましょう。 また、清掃カート(ワゴン)の整理整頓も重要です。「どこに何があるか」を固定し、目をつぶってても取り出せる状態にしておくことで、1部屋あたり数分の短縮になります。10部屋で数十分の差となり、これが大きな余裕を生みます。

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工夫2:作業の「分業化」と「チーム制」の導入

通常期は「1人1部屋完結型」で清掃している現場でも、繁忙期は「分業制(チーム制)」に切り替えることをお勧めします。 ・Aさん:リネン剥ぎ取り&ゴミ回収&水回り洗い ・Bさん:ベッドメイク&掃除機かけ&拭き上げ このように役割を特化させることで、作業のリズムが生まれ、スピードが格段に上がります。特に「剥ぎ取り」などの単純作業を先行部隊が一気に行うことで、メイク担当は専門的な作業に集中できます。 また、チームで動くことで、互いの進捗を確認し合えるため、遅れている部屋のヘルプに入りやすく、孤立による作業停滞を防ぐ効果もあります。

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工夫3:お客様目線での「優先順位」の明確化

もちろん、すべての箇所を100点満点で清掃するのが理想ですが、時間が物理的に足りない場合、メリハリをつける勇気も必要です。 絶対に手を抜いてはいけないのは「水回りの水滴・髪の毛」と「ベッドのシワ」です。これらは不潔感に直結します。一方で、例えば「家具の裏側の徹底的な掃除機がけ」や「窓ガラスの外面の拭き上げ」などは、定期清掃(特別清掃)の日に回し、当日の日常清掃では目視確認にとどめる、といった判断基準を現場リーダーが指示します。 「今日は満室だから、ここは80点でいい。その代わり、ここは120点にして!」という具体的な指示出しが、スタッフの迷いを消し、手を動かすスピードを加速させます。

 

 

まとめ:スピードアップは「準備」と「迷いの排除」から

繁忙期を乗り切るためのスピードアップは、スタッフに「もっと速く動け」と叱咤することではありません。 必要な物がすぐ手に取れる準備、迷わずに作業できる役割分担、そしてどこに注力すべきかの明確な基準。これらをマネジメント側が用意することで、現場はスムーズに回り始めます。 スタッフが疲弊せず、かつお客様をお待たせしないクオリティを維持するために、次の繁忙期に向けて今から「動線の見直し」を始めてみてはいかがでしょうか。

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