客室清掃のプロは「部屋に入って最初の1分」で何を見るのか?効率化の秘密は段取りにあり

 

はじめに:ベテランと新人の差は「初動」にある

同じ広さの客室、同じ汚れ具合の部屋を清掃しても、ベテランスタッフは新人スタッフよりも圧倒的に早く、かつ美しく仕上げます。手の動きの速さも違いますが、決定的な違いは「部屋に入った瞬間の動き」にあります。 実は、清掃時間の短縮と仕上がりの良し悪しは、作業を始める前の「最初の1分」でほぼ決まっていると言っても過言ではありません。 プロフェッショナルは、部屋に入ってすぐに雑巾を持って拭き始めることはしません。では、彼らはその1分間で何を見ているのでしょうか?効率化の秘密である「段取り」の極意を紐解きます。

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ステップ1:部屋全体の「状況把握」と「換気」

プロは入室と同時に、まず窓を開ける(または空調を強める)などして換気を行います。これは臭いのリセットだけでなく、空気を動かすことでホコリを舞い上がらせず、外に出す準備でもあります。 そして、部屋の中央に立ち、全体を見渡します。「どれくらい散らかっているか」「飲みこぼしなどの特殊な汚れはあるか」「忘れ物はないか」を一瞬でスキャンします。 この時、頭の中で「今日はベッドメイクに時間がかかりそうだ」「バスルームは比較的きれいだから早く終わるな」というタイムスケジュール(段取り)を組み立てています。何も考えずに手前から掃除を始めるのと、ゴールをイメージして始めるのとでは、動きの無駄が全く違ってきます。

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ステップ2:洗剤の「つけ置き」と「ゴミの分別」

汚れを落とすのに一番力が必要なのは「乾燥した汚れ」です。プロは、頑固な汚れになりそうな場所(例えば、浴槽の湯垢、トイレの便器、洗面台の石鹸カスなど)を見極め、最初に洗剤をスプレーして「つけ置き」をします。 洗剤が汚れを分解してくれる時間を確保し、その間にゴミ回収やリネンの剥ぎ取りを行います。 新人は汚れを見つけるとすぐにゴシゴシ擦り始めますが、プロは「洗剤に仕事をさせる」時間を計算に入れて動きます。これにより、後で擦る時間と労力を大幅にカットできるのです。

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ステップ3:忘れ物チェックと「導線」の確保

最初の1分で重要なのが「忘れ物チェック」です。掃除が進んでから忘れ物が見つかると、フロントへの連絡や保管手続きで作業が中断され、リズムが崩れます。最初にすべて確認し、クリアな状態にしてから作業に入ります。 同時に、清掃カートや掃除機を持ち込むためのスペースを確保し、足元の邪魔なものを動かします。スムーズに移動できる「導線」を作っておくことで、行ったり来たりする無駄な動きを排除します。

 

 

まとめ:段取り8分、仕事2分

「段取り8分(ぶ)、仕事2分(ぶ)」という言葉がある通り、準備さえ完璧なら、実際の作業はスムーズに進みます。 もし、清掃時間がなかなか短縮できずに悩んでいるスタッフがいたら、「手を動かす前に、一度立ち止まって部屋全体を見てごらん」とアドバイスしてみてください。 最初の1分の使い方が変われば、その後の20分、30分の作業効率は劇的に向上します。プロの視点は、特別な技術ではなく、こうした「ちょっとした思考の習慣」に宿っているのです。

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